新型コロナウィルス肺炎で株価が暴落している一方で、ドル円もそれに合わせて激しい値動きを展開している。そこで、以前からの読者には基礎的な内容になるが、この辺りでドル円下落を支える長期的トレンドについてもう一度整理しておいても良いだろう。
続きを読む 新型コロナウィルスでドル円が急落する理由、下落を支える超長期トレンドとはECB、新型コロナウィルスで量的緩和を拡大もドイツ株暴落
ドイツ時間3月12日、ECB(欧州中央銀行)は政策決定会合を開催し、債券を市場から買い入れる量的緩和の年末までの規模を1,200億ユーロ追加すると発表した。新型コロナウィルス肺炎がヨーロッパ中に広まっていることで景気後退が懸念されているためである。感染者が1万5,000人を超えているイタリアは国土全体を封鎖しており、スペイン、フランス、ドイツでも同じ規模の流行が懸念されている。
続きを読む ECB、新型コロナウィルスで量的緩和を拡大もドイツ株暴落日銀が追加緩和として株式ETF買い入れ増額を検討か
新型コロナウィルス肺炎で金融市場が急落していることで、日銀が量的緩和の一環として行なっているETFの買い入れ金額増額を検討しているらしい。Reutersが報じている。
続きを読む 日銀が追加緩和として株式ETF買い入れ増額を検討か原油価格暴落をめぐるロシアとサウジアラビアの戦争
新型コロナウィルス肺炎によって航空需要や陸上輸送が減少していることにより原油価格が急落している。そこでサウジアラビアを始めとするOPECはOPEC非加盟国であるロシアなどと協力して減産し、需要が減った分供給も減らすことで価格を支えようとしていたのだが、ロシアがこれを拒否したことで原油価格は更に下落した。
そしてその後の様子がロシアとサウジアラビアの泥仕合に発展している。
続きを読む 原油価格暴落をめぐるロシアとサウジアラビアの戦争新型コロナウィルスで世界同時株安はいつまで続くか 株式市場の底を予想する
中国武漢発の新型コロナウィルス肺炎がヨーロッパとアメリカにも広がり株価が暴落しているが、下がって上がる相場だということは1月から言っている通りである。しかしそろそろ株価の底値について真剣に考え始める頃合いだろう。
続きを読む 新型コロナウィルスで世界同時株安はいつまで続くか 株式市場の底を予想する新型肺炎感染者数、イタリアは7000人、フランスとドイツでも1000人超え、アメリカも急増
中国武漢発の新型コロナウィルス肺炎だが、ヨーロッパの流行状況がいよいよ深刻になってきた。
続きを読む 新型肺炎感染者数、イタリアは7000人、フランスとドイツでも1000人超え、アメリカも急増米国、中央銀行による株式買い入れを検討か
新型コロナウィルス肺炎が世界中に広がるなかアメリカは既に大幅利下げを行なったが、効果が疑問視されている上にアメリカまでゼロ金利に達して弾切れになってしまう懸念まで生まれている。
そこで中央銀行は利下げ以外の手段を必死に探しているが、ボストン連銀総裁のローゼングレン氏が非常時の量的緩和について語っているので紹介したい。
続きを読む 米国、中央銀行による株式買い入れを検討か新型肺炎で暴落中の原油価格、ロシアが減産拒否で安値更新
中国武漢発の新型コロナウィルス肺炎で金融市場が荒れている。株価は急落し、ドル円も下落しているが、下がっているものは他にもある。新型ウィルスによって飛行機が飛ばず、陸上輸送も減少しているため需要減少を織り込んで原油価格が急落している。
続きを読む 新型肺炎で暴落中の原油価格、ロシアが減産拒否で安値更新サマーズ氏: 利下げは新型肺炎相場には効かない、中央銀行は弾切れの危機に
中国武漢発の新型コロナウィルス肺炎で株式市場が急落する中、高名な経済学者でアメリカの元財務長官であるラリー・サマーズ氏がブログで状況について解説している。金融政策の効果については前回の記事で紹介したレイ・ダリオ氏の意見に近い。そして弾切れについては読者もお察しの通りわたしの意見と同じである。
続きを読む サマーズ氏: 利下げは新型肺炎相場には効かない、中央銀行は弾切れの危機に世界最大のヘッジファンド: 米国では次の数週間で感染者数が劇的に増加へ
世界最大のヘッジファンドを運用するレイ・ダリオ氏がLinkedInのブログ記事で新型コロナウィルス肺炎に関する最新の相場観を公表している。以前のものはこれである。
ダリオ氏らしいよく整理された考え方で、パニックになっている相場の中で読むのに適した考察なのでここで紹介したい。
続きを読む 世界最大のヘッジファンド: 米国では次の数週間で感染者数が劇的に増加へ