「欧州の債券市場」カテゴリーアーカイブ

利上げを渋るECBのせいでヨーロッパ経済はインフレで壊滅へ

インフレ危機が世界経済を襲っている。アメリカでは銀行危機にもかかわらず利上げが続行され、深刻な景気後退が懸念されている。

だが逆にインフレにもかかわらず利上げを渋る経済圏にはもっと酷い地獄が待っている。例えばヨーロッパ経済である。

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ガンドラック氏、無価値になったクレディスイス債券の保有者におむつ卒業を薦める

DoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏がPension & Investmentsのインタビューで、シリコンバレー銀行やクレディスイスなどの銀行危機について語っている。

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サマーズ氏: イギリスのばら撒きは危機創造のお手本、問題はまだ終わっていない

アメリカの元財務長官で経済学者のラリー・サマーズ氏がBloombergのインタビューで、イギリスのトラス政権の経済政策でポンドと英国債が急落した件について引き続き語っているので紹介したい。

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フランスのスーパー、物価高騰を受け政府の圧力で日用品の価格凍結

政治家たちはもはやわざとインフレを悪化させているのではないかと思わずにはいられないが、今日も各国政府のインフレ対策の話題である。

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イギリスがいち早く利上げ実行 早期インフレ撃退なるか

世界的にインフレが大きな懸念となる中、各国の中央銀行は物価高騰を抑えるための金融引き締めを渋っている。アメリカはいまだ量的緩和を終了できておらず、ECB(欧州中央銀行)のラガルド総裁は金融緩和を続ける構えで「マダム・インフレーション」と揶揄されている。誰もみずから株価を下落させたくないのである。

そうした中で痛みを伴ってでも早く行動し早く傷口を塞ぐために利上げを開始した国がある。イギリスである。

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物価高騰を恐れない日米欧、インフレ政策から逃げ始めたイングランド銀行

コロナ禍による景気後退で先進国のほとんどは野放図に量的緩和と現金給付を行なっている。アメリカでは既に物価高騰の初期症状が出ているが、気に留めている政治家は見られない。一方でインフレの危険性に気付いてインフレ主義から逃げ出そうとしている国がある。イギリスである。

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ECB、新型コロナウィルスで量的緩和を拡大もドイツ株暴落

ドイツ時間3月12日、ECB(欧州中央銀行)は政策決定会合を開催し、債券を市場から買い入れる量的緩和の年末までの規模を1,200億ユーロ追加すると発表した。新型コロナウィルス肺炎がヨーロッパ中に広まっていることで景気後退が懸念されているためである。感染者が1万5,000人を超えているイタリアは国土全体を封鎖しており、スペイン、フランス、ドイツでも同じ規模の流行が懸念されている。

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2019年後半以降の株式市場・ドル円の推移動向予想

株式市場とドル円については随時記事にしているが、ここで一度今後の動向について纏めておきたいと思う。

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