「米国GDP」カテゴリーアーカイブ

ますます弱ってゆくアメリカGDP、2023年第1四半期は予想以上の減速

さて、インフレ危機と金融引き締め、そして銀行危機の最中にアメリカの実体経済はどうなっているだろうか。2023年1-3月期のアメリカGDPが発表されたので、内容を見てゆきたい。

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アメリカ経済は確実に減速している、2022年4QアメリカGDP

さて、今週発表された2022年第4四半期アメリカGDP統計である。物価高騰でアメリカ国民が苦しんでいる中、アメリカの実質経済成長率はGDP1.0%(前年同期比、以下同じ)となり、前回1.9%から減速した。

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第3四半期アメリカGDP、ウクライナ戦争で大儲けした分で成長確保

アメリカのGDP統計が発表され、7-9月期のアメリカの実質GDP成長率は1.8%(前年同期比、以下同じ)となり、前期の1.8%から横ばいとなった。

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ついに景気後退入りした第2四半期アメリカGDP、通年の景気後退もほぼ確定か

7月28日に2022年4-6月期のアメリカGDP統計が発表され、実質GDP成長率は前年同期比(以下特筆しなければ同様)で1.6%となったが、前期比年率では-0.9%のマイナス成長となり、第1四半期と合わせて2期連続のマイナス成長となったため、定義上景気後退ということになった。つまりアメリカ経済は縮小している。

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現金給付の弾切れで急減速するアメリカ経済、2022年第1四半期GDP

2022年1-3月期のアメリカGDP統計が発表された。実質経済成長率は3.6%の成長(前年同期比、以下同じ)と前期の5.5%から急減速した。株価が不安定になるなかで、実体経済が失速する様子が数字に出ている。

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好調な2021年第4四半期米国GDPはインフレと経済過熱に依存している

2021年第4四半期(10月-12月)のアメリカGDP統計が発表されているのでそちらも解説しておこう。

GDP統計は数字だけ見て上がった下がったを考えてもあまり意味がない。中身を見なければアメリカ経済の実体は見えてこないのである。

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第3四半期のアメリカGDPは大幅減速、スタグフレーションへ秒読み

10月28日に2021年7-9月期のアメリカGDP統計が発表され、実質経済成長率は2.0%の成長(前期比年率、以下同じ)となり、前期の6.7%から大幅減速した。一方でインフレはそれほど減速しておらず、やはりアメリカ経済にはスタグフレーションの匂いが立ち込めている。

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