「S&Pケース・シラー住宅価格指数」カテゴリーアーカイブ

下落し続けていたアメリカの住宅価格が上昇に転じる、インフレ再燃か

アメリカの最新のケース・シラー住宅価格指数が発表され、2月の住宅価格は前月比年率で1.9%の上昇となった。長らく下落が続いていたアメリカの住宅価格が上昇に転じている。

続きを読む 下落し続けていたアメリカの住宅価格が上昇に転じる、インフレ再燃か

CPIの住宅インフレは住宅価格のピーク後最長3年近く続く

アメリカのインフレ率の動向に世界中の投資家が右往左往している。結局のところ、金融引き締めはこれで十分なのかということが株式市場にとっても債券市場にとっても重要だからである。

続きを読む CPIの住宅インフレは住宅価格のピーク後最長3年近く続く

11月の米住宅価格は下落続く、今年前半はインフレ減速継続へ

2022年11月のアメリカのケース・シラー住宅価格指数が発表され、アメリカの住宅価格は前年同月比(以下同じ)で7.7%の上昇となり、前回の9.2%から減速した。

Fed(連邦準備制度)の利上げで住宅ローン金利が上がっていることで、2022年4月以降減速が続いている。

続きを読む 11月の米住宅価格は下落続く、今年前半はインフレ減速継続へ

10月の米住宅価格の上昇率は9.2%で4月から7ヶ月連続の減速 インフレ率低下へ

世間が物価高騰について話し始めてそれほど経ってはいないが、先回りする金融市場は既にインフレ減速の話でもちきりである。

そしてその先行指標となっているのが4月から減速を続けているアメリカの住宅価格である。米国時間12月27日に10月分のケース・シラー米国住宅価格指数が発表されたので紹介したい。

続きを読む 10月の米住宅価格の上昇率は9.2%で4月から7ヶ月連続の減速 インフレ率低下へ

9月米住宅価格は下落継続、インフレ減速が明白に

米国時間11月29日、9月分のケース・シラー住宅価格指数が発表され、アメリカの住宅価格がピークを超えて引き続き下落していることが分かった。年間の上昇率(前年同月比)は10.7%であり、前月の12.9%から上げ幅を縮小している。

続きを読む 9月米住宅価格は下落継続、インフレ減速が明白に

金融引き締めはインフレ率より先に株価を退治してしまうだろう

最新のケース・シラー住宅価格指数によれば、アメリカの1月の住宅価格は前年同月比で19.2%の上昇となり、12月の18.9%から僅かに加速した。

これは当然時間差で家賃にも波及するため、アメリカの消費者がインフレに苦しむ様子が見て取れる。そしてこの時間差ということが今回の記事のテーマである。住宅価格から派生して金融引き締めが株価にどういう影響を及ぼすかについて論じたい。

続きを読む 金融引き締めはインフレ率より先に株価を退治してしまうだろう

12月のアメリカの住宅価格は18.8%上昇、サブプライムバブルを大きく上回る

これまでは逐次報じることはしていなかったが、インフレの世界で気にしなければならない経済データといえば住宅価格だろう。12月分のケース・シラー米国住宅価格指数が発表され、前年同月比で18.8%の上昇となった。

続きを読む 12月のアメリカの住宅価格は18.8%上昇、サブプライムバブルを大きく上回る

鈍化していた米住宅価格の伸びは回復するのか

アメリカの株式市場がまた史上最高値を更新した。表向きには米中通商合意を好感したということになっているが、第一段階合意がほとんど意味のないものであることは以下の記事で指摘した通りである。

この記事を読んでもらえば分かるが、株式市場は少なくとも米中通商合意で上がっているのではない。結局は金利とそれが実体経済に及ぼす影響なのである。

続きを読む 鈍化していた米住宅価格の伸びは回復するのか

トランプ相場で株価は上昇、では米国の住宅価格は?

2016年11月のアメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利して以来、金融市場はトランプ政権の経済政策を期待して好調に推移している。しかしその政策はまだ議会を通ってもいないため、投資家は現在「金融市場が先に反応してから後で政策が実際に行われるまで」の空白の期間に置かれていることになる。この空白の期間の金融市場とアメリカ経済がどうなるかについて、具体的に検討すべき時期だろう。

続きを読む トランプ相場で株価は上昇、では米国の住宅価格は?