アメリカ大統領選挙開票結果: トランプ氏がほぼ当選確実、優勢のアリゾナとミシガンが確定すれば勝利へ

2016年のアメリカ大統領選挙の開票結果の速報を随時伝えている。最初は民主党のヒラリー・クリントン氏優勢かと思われた今回の大統領選挙も、蓋を開けてみれば共和党のドナルド・トランプ氏が優勢となっている。

開票も大詰めであり、当選確実が出ていないのは残り10州のみである。今回の記事ではその10州の状況を伝えてゆく。

カリフォルニア、ニューヨークを入れてもトランプ氏優勢

先ず、現状における獲得票数だが、クリントン氏209票に対しトランプ氏255票となっている。これはクリントン氏の支持基盤であるカリフォルニア州の55票とニューヨーク州の29票を入れた数字であるから、トランプ氏の優勢は確かなものと言える。

アメリカ大統領選挙では270票を集めた候補者の勝ちとなることから、トランプ氏はあと15票を集めれば勝利となる。残された州の開票結果がどうなっているかと言えば、以下の通りとなっている。順に州の名前、割り当てられた票数、トランプ氏の支持率、クリントン氏の支持率、開票率である。

  • ペンシルバニア (20): 48.2% vs 48.2% (95%)
  • ミシガン (16): 47.8% vs 47.1% (75%)
  • アリゾナ (11): 49.4% vs 45.7% (65%)
  • ミネソタ (10): 43.3% vs 48.9% (70%)
  • ネバダ (6): 44.8% vs 49.3% (31%)
  • ニューハンプシャー (4): 47.9% vs 47.0% (78%)
  • アラスカ (3): 0% vs 0% (0%)
  • メイン (2): 45.0% vs 48.1% (69%)
  • メイン第一選挙区 (1): 39.1% vs 54.3% (77%)
  • メイン第二選挙区 (1): 52.0% vs 40.7% (%)

トランプ氏は既に優勢のミシガン州とアリゾナ州が決まれば270票に到達となる。あるいは、接戦となっているペンシルバニア州の20票が決まればその時点で当選が確定する。アリゾナ州とニューハンプシャー州の組み合わせで15票獲得でも良い。これでほぼトランプ氏に決まったと言ってしまって良いのではないかと思う。

ちなみにトランプ氏優勢を受け金融市場は地獄絵図となっている。空売りしているわたしには愉快なことである。引き続き状況を報じてゆきたい。