スコット・マイナード氏、心臓発作で死去 63歳

ニュースを見た時信じられなかったが、Guggenheim Partnersのスコット・マイナード氏が米国時間12月21日の午後に心臓発作で亡くなったそうだ。

突然の逝去

ここではいつもマイナード氏のインタビューを日本語で紹介してきたが、直近のものは以下の記事である。

元々のインタビュー動画を貼っておくが、ご覧の通り元気な姿を見せていたので、筆者だけではなく読者にとっても驚きだろう。

Guggenheim PartnersのCEOであるマーク・ウォルター氏は以下の声明を発表している。

わたしはスコットを30年以上知っており、その大半をわたしたちはパートナー同士として過ごした。スコットはGuggenheim Investmentsを今日のようなグローバルビジネスに育て上げた重要な思想家でありイノベーターだった。

誰もが彼を惜しむだろう。わたしの心からの追悼は彼の夫、家族、そして彼にとって大切だったすべての人とともにある。

享年63才である。マイナード氏は債券の専門家だったが、債券だけではなくマクロ経済全体に優れた見識を持った投資家だった。ここでは本当に優れた投資家の見解しか取り上げていなかったために、その1人だったマイナード氏がいなくなるのは惜しまれる。才能はそう簡単には出てこない。

マイナード氏は株価収益率の予想を根拠に2023年の株式市場を下落方向で予想していた。40年来のインフレという大相場の結末を彼と一緒に見られないのは残念である。

彼のインタビューや記事でまだ紹介していないものがいくつかあるので、引き続き紹介するつもりである。あまりに残念なニュースである。