「為替相場」カテゴリーアーカイブ

トルコのエルドアン大統領、通貨暴落で会心のギャグを飛ばす

アメリカのトランプ大統領がトルコ政府に拘束されたアメリカ人牧師の解放を求めてトルコに対し経済制裁を宣言し、トルコの通貨リラが年始から40%の暴落となっている件で、窮地に陥っているトルコのエルドアン大統領は会心のギャグを飛ばした。APFが伝えている。

あちらにダラー(ドル)があるなら、こちらにはアラー(神)がいる。

本当に大丈夫なのか? 前回の発言といい、もっと真剣に捉えなければ大惨事になりかねない状況だと思うのだが。

トランプ大統領発言で円高ドル安、長期金利上昇となった理由

ドル円が急落した。トランプ大統領が中国のすべての輸入品に対して最大5000億ドルの関税を掛けると発言したこと、そしてFed(連邦準備制度)の利上げに対して不快感を表明したことから、一時113円台まで上昇していたドル円は一気に111円台前半まで下落した。

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2019年へのドル円のレート推移予想と空売り開始

さて、そろそろ新しいポジションを始めてみようと思う。ドル円の空売りである。

2018年、アメリカでは金融引き締めが続いている。利上げによって政策金利は2%まで上昇し、それに加えて量的緩和を逆回転させるマネタリーベース縮小は、量的緩和と同じ速度で世界の金融市場から毎月資金を引き揚げ続けている。

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2018年、円高ドル安の理由

ドル円のチャートがドル高になっているタイミングでこの記事を読む読者は、「ドル高の間違いでは?」と思うかもしれない。しかし2018年、ドル円のチャートがどうなっていても、一貫して起きているのはドル安である。

ドル円チャートの形にかかわらずドル安というのはどういうことか? これは、ドル円のファンダメンタルズを注視しながら為替をトレードしている投資家には理解してもらえるのではないか。

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ますます流動性相場の様相を見せる世界の金融市場

連日報じている通り、世界のあらゆる金融市場は画一的な動きを見せるようになっている。例えば米国株と原油価格がこれほど密接な相関関係を見せるのは、その2つの市場がともに急騰しともに暴落した2008年以来のことである。そしてその相関はメジャーな市場だけではなく、ビットコインなどの価格動向にも及んでいる。

何度も書いている通り、この奇妙な相関関係に着目することは今後の金融相場を予想する上で非常に重要になる。

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米国金利上昇にもかかわらずドルが下落している理由

アメリカの金融政策を決定するFed(連邦準備制度)の利上げとバランスシート縮小という金融政策によってアメリカの長期金利が上昇し、株式市場も不安定になる中、ドルが下落している。為替相場の教科書では、金利が上昇する国の通貨は高金利を求める資金が流入することで上昇することになっているが、2018年には逆の現象となっている。

その原因は様々な批評家が様々な推測をしているが、どれも的を射ていないように思う。遅くはなってしまったが、筆者はその原因にようやく確信が持てたので、この記事で検証してみたい。

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米国金融引き締めトレード比較: ドル円、ゴールド、長期金利、ジャンク債

トランプ大統領と共和党の税制改革がようやく議会を通り、Fed(連邦準備制度)による利上げとバランスシート縮小という金融引き締め政策が続く中、以下の記事で列挙した金融引き締めトレードの進捗は様々である。

この記事では、上記の記事でリストアップしたトレード戦略のう内、ドル円の買い、ゴールドの空売り、ジャンク債の空売りの進捗をチャートとともに眺めてゆきたい。

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