「為替相場」カテゴリーアーカイブ

株式市場は反発も流動性は足りていない

2018年後半の世界同時株安によって、アメリカの中央銀行であるFed(連邦準備制度)は金融引き締めの撤回を余儀なくされた。利上げは停止され、量的引き締めは9月までに終了ということになっている。

ここでは世界同時株安の前から予想していた通り、株価下落の理由はFedが金融引き締めによって金融市場から資金を吸い上げていたからである。

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3月FOMCは量的引き締めの停止を予告、日経平均とドル円への影響は?

アメリカの中央銀行であるFed(連邦準備制度)は米国時間で3月19日から20日まで金融政策決定会合であるFOMC会合を開き、2018年10月から起こった世界同時株安に対する対策を纏めた。

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上がった米国株、上がらない日経平均、ドル円含め今後の動向は

2018年10月に始まった世界同時株安が反発トレンドを継続している。その中で1つ興味深いのは、米国株の反発に比べて日経平均の反発が弱いことである。

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1月FOMC会合結果: 量的引き締めの早期終了から量的緩和の再開まで様々な選択肢を提示

1月29日から30日にかけて、アメリカの中央銀行であるFed(連邦準備制度)は金融政策決定会合であるFOMC会合を行なった。

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Apple決算でドル円急落? 本質的な原因と今後の相場見通し

さて、ドル円の下落については前日の記事で報じているが、そこから更に円高ドル安に転じているので補足しておこう。

原因として報じられているのはAppleの決算で、中国における売上の低迷から業績が下方修正されたことである。ただ、投資家にとっての一つの問題は、ドル円の急落の本質的な理由が本当にAppleの決算かどうかということである。

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12月FOMC会合結果は空売り派への満額回答

アメリカの中央銀行であるFed(連邦準備制度)は12月18日から19日にかけて金融政策決定会合であるFOMC会合を行い、今年4回目となる利上げを決定した。

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トルコリラ暴落も、トランプ大統領の貿易戦争も、何も関係がない

市場がやや荒れている。ドル円は順当に下落しており、日経平均も値動きが荒々しくなってきた。

主流メディアではトルコリラの暴落が原因だとか、トランプ大統領の貿易戦争が原因だとか、色々言われているが、そうしたものは一切本質的な原因ではない。すべてはアメリカの金融引き締めによって、2008年以来ばら撒かれた量的緩和マネーが大量流出しているのである。

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トルコのエルドアン大統領、通貨暴落で会心のギャグを飛ばす

アメリカのトランプ大統領がトルコ政府に拘束されたアメリカ人牧師の解放を求めてトルコに対し経済制裁を宣言し、トルコの通貨リラが年始から40%の暴落となっている件で、窮地に陥っているトルコのエルドアン大統領は会心のギャグを飛ばした。APFが伝えている。

あちらにダラー(ドル)があるなら、こちらにはアラー(神)がいる。

本当に大丈夫なのか? 前回の発言といい、もっと真剣に捉えなければ大惨事になりかねない状況だと思うのだが。