「日本の債券市場」カテゴリーアーカイブ

サマーズ氏、日銀の新総裁によるイールドカーブコントロール廃止を示唆

アメリカの元財務長官でマクロ経済学者のラリー・サマーズ氏が、Bloombergのインタビューで日銀の新総裁となる植田和男氏について語っている。

続きを読む サマーズ氏、日銀の新総裁によるイールドカーブコントロール廃止を示唆

日銀新総裁の植田和男東大名誉教授は平凡なマクロ経済学者

2月10日、日本政府は経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏を日銀の次期総裁に任命する方針だということが報じられた。正式に就任したわけではないのでこのまま確定かは分からないが、投資家としては直ちに情報を集めておかなければならないので、就任前に植田氏の経歴や考え方について簡単に纏めておきたいと思う。植田氏はどんな人物だろうか。

続きを読む 日銀新総裁の植田和男東大名誉教授は平凡なマクロ経済学者

ガンドラック氏、日銀の量的緩和を皮肉る

世界中が日銀に注目している。何故ならば、日銀のイールドカーブコントロールが破綻しかけているからである。

DoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏が自社のRound Tableで日本の金融政策を皮肉っているので紹介したい。

続きを読む ガンドラック氏、日銀の量的緩和を皮肉る

日本政府、金融緩和終了に言及 連続利上げなら日経平均は暴落へ

年末に日本銀行が実質利上げを行なったことで、2013年のアベノミクス以来の金融緩和政策が危機に瀕している。

実質利上げをしている黒田総裁自身は、記者会見で自分は金融緩和を続けているという意味不明な供述を続けているが、今度は政府の側から金融緩和の終了に言及する声が上がっている。

続きを読む 日本政府、金融緩和終了に言及 連続利上げなら日経平均は暴落へ

日本国債の投げ売り急増、追加利上げがなければ日銀の量的緩和は半年で破綻する

アベノミクス以降、もう10年近く大規模な金融緩和を続けてきた日本銀行が、去年の12月に実質利上げを実行した。

その結果どうなったかと言えば、日本国債の投げ売りが急増している。日銀が買い支えなければならなくなっているが、このままではそれも破綻してしまいそうだ。

続きを読む 日本国債の投げ売り急増、追加利上げがなければ日銀の量的緩和は半年で破綻する

マイナード氏: 日銀の持続不可能な緩和政策の破綻は他国の教訓的前例になる

12月21日に亡くなったGuggenheim Partnersのスコット・マイナード氏が日米シンポジウムで日銀のイールドカーブコントロールとその行く末について語っていたので紹介したい。

続きを読む マイナード氏: 日銀の持続不可能な緩和政策の破綻は他国の教訓的前例になる

日銀がYCC変更で長期金利の上昇を許容、日本も金利上昇による景気後退へ

12月20日、日本銀行は金融政策決定会合の結果を発表し、長期と短期の金利を操作するイールドカーブコントロールにおいて、長期金利の変動幅を目標値(ゼロ金利)の「プラスマイナス0.25%程度」から「プラスマイナス0.5%程度」に変更した。

日本の長期金利はインフレを受けて長らく上限の0.25%に張り付いていたので、その上ブレを許した形で、実質的な利上げである。

続きを読む 日銀がYCC変更で長期金利の上昇を許容、日本も金利上昇による景気後退へ

世界最大のヘッジファンド: 日本は金利高騰か通貨暴落かを選ぶことになる

世界最大のヘッジファンドBridgewater創業者のレイ・ダリオ氏がLinkedInのブログで莫大な債務を抱えた日本経済の行く末について語っている。

続きを読む 世界最大のヘッジファンド: 日本は金利高騰か通貨暴落かを選ぶことになる

利上げで預金者はインフレから資産防衛できるにもかかわらず日銀が利上げを行わない理由

ここ数日、インフレ下における最良の投資方法は、株式の空売りを除けば預金であるということを説明してきた。

何故ならば、インフレ対策で行われる利上げによって、預金者はインフレによる現金の減価とさほど変わらない金利収入が得られるからである。

続きを読む 利上げで預金者はインフレから資産防衛できるにもかかわらず日銀が利上げを行わない理由

サマーズ氏: 日銀はイールドカーブコントロールを止めざるを得なくなる

アメリカの元財務長官でマクロ経済学者のラリー・サマーズ氏が、Bloombergのインタビューで最近の円安について語っている。

続きを読む サマーズ氏: 日銀はイールドカーブコントロールを止めざるを得なくなる