globalmacroresearch のすべての投稿

ポジャール氏: 2023年、アメリカは量的緩和を再開するが株価は上がらない

いつも興味深い分析を公開してくれるクレディスイスの短期金利戦略グローバル責任者ゾルタン・ポジャール氏の今年最初のレポートである。

彼の今年のテーマは、現在量的引き締めを行なっているアメリカの量的緩和再開らしい。

続きを読む ポジャール氏: 2023年、アメリカは量的緩和を再開するが株価は上がらない

サマーズ氏: アメリカ景気後退の可能性は下がった

アメリカの元財務長官で経済学者のラリー・サマーズ氏の今年始めてのインタビューである。Bloombergでサマーズ氏は雇用統計の数字にコメントしているのだが、タカ派だったサマーズ氏の見解に変化が見られる。

続きを読む サマーズ氏: アメリカ景気後退の可能性は下がった

12月米雇用統計でドル円が下落した理由

今年初めての重要な統計発表と言えるだろう。特に、現在減速しているアメリカのインフレの内、まだ減速していないサービス業の主な経費である賃金の上昇がどうなっているのかは、投資家にとって現状で最重要の経済統計と言える。

続きを読む 12月米雇用統計でドル円が下落した理由

ドル円チャートに2018年世界同時株安やリーマンショック時と同じ株価暴落の兆候あり

年始早々、ドル円の動きに非常に面白い兆候が表れているので紹介したい。やはり2023年の世界経済は酷い状態になりそうだ。

続きを読む ドル円チャートに2018年世界同時株安やリーマンショック時と同じ株価暴落の兆候あり

暴落した米国ハイテク株は割安と言えるか

2022年に始まったインフレ相場も半ばに差し掛かっている。2022年はインフレ率高騰と金利上昇の年、そして2023年はインフレ率急落と不況の年である。

そこで今回考えたいのは、2022年に半値ほどに暴落したハイテク株は割安と言えるのかということである。

続きを読む 暴落した米国ハイテク株は割安と言えるか

ジム・ロジャーズ氏: 1970年代にはインフレを殺すために金利は21%まで上がった

2023年最初の投稿はインフレについてにしよう。ジョージ・ソロス氏とともにクォンタムファンドを立ち上げたことで有名なジム・ロジャーズ氏が、GELDmeisterinのインタビューで1970年代の物価高騰時代について語っている。

続きを読む ジム・ロジャーズ氏: 1970年代にはインフレを殺すために金利は21%まで上がった

2023年はコモディティ底値買いの年: 原油、天然ガス、農作物、金相場の推移予想

前回の記事では2023年の著名投資家らの金融市場予想について纏めた。

ただ、その中で金属やエネルギー資源、農作物などのコモディティ銘柄については詳しくは触れていなかったので、今回はコモディティについて書きたい。

続きを読む 2023年はコモディティ底値買いの年: 原油、天然ガス、農作物、金相場の推移予想

10月の米住宅価格の上昇率は9.2%で4月から7ヶ月連続の減速 インフレ率低下へ

世間が物価高騰について話し始めてそれほど経ってはいないが、先回りする金融市場は既にインフレ減速の話でもちきりである。

そしてその先行指標となっているのが4月から減速を続けているアメリカの住宅価格である。米国時間12月27日に10月分のケース・シラー米国住宅価格指数が発表されたので紹介したい。

続きを読む 10月の米住宅価格の上昇率は9.2%で4月から7ヶ月連続の減速 インフレ率低下へ