「債券市場」カテゴリーアーカイブ

マイナード氏: 日銀の持続不可能な緩和政策の破綻は他国の教訓的前例になる

12月21日に亡くなったGuggenheim Partnersのスコット・マイナード氏が日米シンポジウムで日銀のイールドカーブコントロールとその行く末について語っていたので紹介したい。

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マイナード氏、中央銀行の経済予想の矛盾を指摘

日銀の決定が間に挟まったが、アメリカの金利に話を戻そう。Guggenheim Partnersのスコット・マイナード氏がBloombergのインタビューで来年以降のアメリカ経済と金融政策について語っている。

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日銀がYCC変更で長期金利の上昇を許容、日本も金利上昇による景気後退へ

12月20日、日本銀行は金融政策決定会合の結果を発表し、長期と短期の金利を操作するイールドカーブコントロールにおいて、長期金利の変動幅を目標値(ゼロ金利)の「プラスマイナス0.25%程度」から「プラスマイナス0.5%程度」に変更した。

日本の長期金利はインフレを受けて長らく上限の0.25%に張り付いていたので、その上ブレを許した形で、実質的な利上げである。

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ガンドラック氏: インフレ率は4.1%まで下がりアメリカは利上げ出来なくなる

DoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏が発表されたばかりのインフレ率とFOMC会合結果を受け、CNBCのインタビューで今後の金融政策について語っている。

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12月FOMC会合結果: ますます曖昧になるパウエル議長、金利はインフレ次第へ

米国時間12月14日、Fed(連邦準備制度)は金融政策決定会合であるFOMC会合の結果を発表した。政策金利は0.5%上げられ、4.25%となった。いつも通り声明文やパウエル議長の記者会見の内容を見てゆきたい。

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ハイエク: 緩やかなインフレが有益であるという幻想

20世紀最大のマクロ経済学者であるフリードリヒ・フォン・ハイエク氏の著書『貨幣発行自由化論』から、今度はマイルドなインフレについて語った部分を紹介したい。

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ハイエク: インフレ減速後の失業増加は避けられない

アメリカではインフレが減速し始めており、インフレ減速とともに失業率上昇などの景気減速が懸念されている。

そこで今回は、20世紀最大のマクロ経済学者、フリードリヒ・フォン・ハイエク氏の『貨幣論集』に収録されている論文から、インフレ減速後の失業増加について語っている部分を紹介したい。

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