「米国の経済統計」カテゴリーアーカイブ

サプライズなしの4月米国インフレ率発表でドル安に動いた理由

さて、引き続き注目されているアメリカのインフレ率である。最新4月のインフレ率が発表され、前年同月比では5.0%となり、3月と同じ数字となったが、いつも通りもう少し詳しくインフレの内容を見てゆきたい。

続きを読む サプライズなしの4月米国インフレ率発表でドル安に動いた理由

4月雇用統計はインフレ継続、銀行危機とのコラボでスタグフレーションへ

インフレ相場における最重要指標の1つ、アメリカの雇用統計が発表された。4月分である。結論から言えばあまり良いデータとは言えない。

続きを読む 4月雇用統計はインフレ継続、銀行危機とのコラボでスタグフレーションへ

ますます弱ってゆくアメリカGDP、2023年第1四半期は予想以上の減速

さて、インフレ危機と金融引き締め、そして銀行危機の最中にアメリカの実体経済はどうなっているだろうか。2023年1-3月期のアメリカGDPが発表されたので、内容を見てゆきたい。

続きを読む ますます弱ってゆくアメリカGDP、2023年第1四半期は予想以上の減速

下落し続けていたアメリカの住宅価格が上昇に転じる、インフレ再燃か

アメリカの最新のケース・シラー住宅価格指数が発表され、2月の住宅価格は前月比年率で1.9%の上昇となった。長らく下落が続いていたアメリカの住宅価格が上昇に転じている。

続きを読む 下落し続けていたアメリカの住宅価格が上昇に転じる、インフレ再燃か

3月米インフレ率はサービスのインフレが減速、経済急降下確定へ

3月のアメリカのCPI(消費者物価指数)が発表され、個人的にはアメリカ経済の減速を決定的とするデータとなっていると考えている。その理由をこの記事では説明してゆきたい。

続きを読む 3月米インフレ率はサービスのインフレが減速、経済急降下確定へ

3月のアメリカ失業率低下はアメリカ経済終了のサイン

今金融市場でもっとも重要であると言っても過言ではないアメリカの雇用統計が発表された。何故それが重要であるかと言えば、アメリカのインフレは原油価格の下落で下落基調だが、サービスのインフレだけは加速を続けており、賃金がサービス業の主なコストだからである。

続きを読む 3月のアメリカ失業率低下はアメリカ経済終了のサイン

2月の米インフレ率はサービスの加速示す、利上げで抑えればハードランディングへ

さて、注目のアメリカのCPI(消費者物価指数)統計が発表された。2月のインフレ率はここ1年の上昇率を示す前年同月比で6.0%となり、1月の6.3%から更に減速した。

だがこのデータで一番重要なのはサービスのインフレが加速していることだ。それを止めるには高金利を続けなければならず、それはアメリカ経済がハードランディングへの道へ向かうことを意味している。

続きを読む 2月の米インフレ率はサービスの加速示す、利上げで抑えればハードランディングへ

2月の米雇用統計、ついに失業率上昇・賃金インフレ減速か

現在金融市場における最重要指標となっているアメリカの2月の雇用統計が発表された。インフレ減速を予想する筆者のような投資家にはプラスの内容だったと言えるが、より詳しく内容を見てゆこう。

続きを読む 2月の米雇用統計、ついに失業率上昇・賃金インフレ減速か

サマーズ氏: 利上げは必要もブレーキ踏みすぎで経済クラッシュの可能性

アメリカの元財務長官でマクロ経済学者のラリー・サマーズ氏が、動向が注目されているアメリカのインフレ率についてコメントしている。

続きを読む サマーズ氏: 利上げは必要もブレーキ踏みすぎで経済クラッシュの可能性

CPIの住宅インフレは住宅価格のピーク後最長3年近く続く

アメリカのインフレ率の動向に世界中の投資家が右往左往している。結局のところ、金融引き締めはこれで十分なのかということが株式市場にとっても債券市場にとっても重要だからである。

続きを読む CPIの住宅インフレは住宅価格のピーク後最長3年近く続く