「米国の債券市場」カテゴリーアーカイブ

米国の量的緩和が限界に近づき失速へ 株価への影響は

世界の株式市場は新型コロナウィルスの世界的流行による株安相場からの反発が続いている。しかし筆者には現在の相場にはポジティブな要素がほとんどないように見える。実体経済が危機的状況にあるのはこれまで伝えているが、それに加えてアメリカの量的緩和が失速し始めたからである。

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4月FOMC結果はゼロ金利維持、アメリカも日銀と同じ運命か

アメリカの中央銀行Fed(連邦準備制度)は米国時間4月28日から29日まで金融政策決定会合であるFOMC会合を行い、ゼロ金利の維持を決定した。米国の政策金利はコロナショックで0%-0.25%のレンジまで利下げされており、これを維持した形となる。

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世界最大のヘッジファンド: 政府が金融危機から守ってくれると思うな

世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏がLinkedInのブログを引き続き更新している。

新型コロナウィルスの世界的流行で世界中の中央銀行が紙幣を印刷し国債を買い入れ、政府は国民に現金を配り始めているが、ダリオ氏は政府を信頼してはならないと主張する。

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世界最大のヘッジファンド: アメリカの覇権が中国に奪われる4つの道筋

世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏が非常に面白いエッセイを連日LinkedInのブログに投稿している。その内容は非常に多岐にわたるが、究極的には中央銀行が緩和する力を失った後に市場と経済はどうなるかを研究しようとしているようである。

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ヘリコプターマネーはインフレをもたらすか

新型コロナウィルスの世界的流行によって各国政府は経済対策を考えているが、その中には国民に直接現金を配るいわゆるヘリコプターマネーが含まれている。米国では既に法案が議会を通りトランプ大統領によって署名され、1人あたり1,200ドル(所得制限あり)が配られることが決定している。

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ガンドラック氏、新型コロナでの企業救済とヘリコプターマネーを痛烈批判

新型コロナ相場の空売りで大儲けした債券投資家のジェフリー・ガンドラック氏がTwitterで新型コロナウィルス肺炎に対する政府の経済対策を痛烈批判している。彼ならばそう言うだろうと思っていたが、やはりそのようである。

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ジャンク債反発と原油価格低迷は両立しない

新型コロナ株安であらゆる資産クラスが激しい値動きをする中、株式などここ数日で反発している資産もある中、安いまま放置されている資産もある。このように荒れた相場では本来の価値から離れた動きを見せる銘柄もあり、投資家にはその乖離を取る機会が与えられる。

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米国、量的緩和の無制限化を発表も米国株は下落

米国時間3月23日、アメリカの中央銀行であるFed(連邦準備制度)は国債などの債券を買い入れる量的緩和における債券の買い入れ額の限度を撤廃することを発表した。

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ガンドラック氏: 株式市場は当然反発する

新型コロナウイルス肺炎が世界的流行となったことにより世界的な株安となっているが、債券投資家のジェフリー・ガンドラック氏が今後の相場動向について非常に面白いコメントをしている。

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