「米国雇用統計」カテゴリーアーカイブ

5月雇用統計は失業率上昇、アメリカ経済減速へ

5月分のアメリカの雇用統計が発表された。労働市場が強いか弱いかは賃金のインフレにかかわり、賃金は特にサービス業などのコストとなって経済全体のインフレがどうなるかにかかわるので、雇用統計は現在非常に重要な指標となっているが、結論から言うと今回の結果はデフレ的だった。

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4月雇用統計はインフレ継続、銀行危機とのコラボでスタグフレーションへ

インフレ相場における最重要指標の1つ、アメリカの雇用統計が発表された。4月分である。結論から言えばあまり良いデータとは言えない。

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3月のアメリカ失業率低下はアメリカ経済終了のサイン

今金融市場でもっとも重要であると言っても過言ではないアメリカの雇用統計が発表された。何故それが重要であるかと言えば、アメリカのインフレは原油価格の下落で下落基調だが、サービスのインフレだけは加速を続けており、賃金がサービス業の主なコストだからである。

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2月の米雇用統計、ついに失業率上昇・賃金インフレ減速か

現在金融市場における最重要指標となっているアメリカの2月の雇用統計が発表された。インフレ減速を予想する筆者のような投資家にはプラスの内容だったと言えるが、より詳しく内容を見てゆこう。

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11月雇用統計で平均時給上昇、賃金インフレ根強く高金利継続か

米国時間12月2日、11月のアメリカ雇用統計が発表され、失業率は3.7%で前月比横ばいとなった。これ自体は良くも悪くもない数字なのだが、労働者の時給にサプライズがあったので紹介したい。

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米雇用統計ショック、9月分公表で株価が急落した理由とインフレ見通し

株価も毎日忙しい値動きをする。米国時間10月8日、9月分のアメリカ雇用統計が発表され、Fed(連邦準備制度)のインフレ抑制努力にもかかわらず、失業率は3.5%に下がった。これを受けて米国株は下落している。

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10月米雇用統計はコロナピークアウトで改善 インフレもたらす労働力不足は続くのか

11月5日に10月分のアメリカの雇用統計が発表された。失業率は4.6%となり前月の4.8%から改善、非農業部門労働者数は53万1,000人の増加となり、前月の31万2,000人増加から回復した。10月にはアメリカでコロナがピークアウトした結果だが、問題はそれが続くのかどうかである。

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軟調な9月米雇用統計はインフレの原因、ドル円上昇は続くか

最近の経済統計によってアメリカ経済の現状が徐々に明らかになってきたのではないか。少し前に発表された9月のアメリカの雇用統計は非農業部門就業者数が19万4,000人の増加となり、労働者数の伸びが鈍化していることが明らかになった。

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低調な雇用統計、テーパリング懸念後退で金利上昇となった理由

注目していた読者も多いと思うが、9月3日に米国の8月分の雇用統計が発表された。失業率は5.2%(7月は5.4%)と悪くなかったが、問題は非農業部門労働者数である。

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