「商品市場」カテゴリーアーカイブ

米国金融引き締めトレード比較: ドル円、ゴールド、長期金利、ジャンク債

トランプ大統領と共和党の税制改革がようやく議会を通り、Fed(連邦準備制度)による利上げとバランスシート縮小という金融引き締め政策が続く中、以下の記事で列挙した金融引き締めトレードの進捗は様々である。

この記事では、上記の記事でリストアップしたトレード戦略のう内、ドル円の買い、ゴールドの空売り、ジャンク債の空売りの進捗をチャートとともに眺めてゆきたい。

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ドル円急騰、金価格下落の理由と今後の相場見通し

ドルが急騰した。一時110円近辺まで落ち込んでいたドル円は113円台半ばまで上昇し、数カ月の間1,260ドルの下値を割ることのなかった金価格は、レンジを下離れて1240ドル台で推移している。この動きについて、世界市場の様々なチャートを交えながら解説したい。

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2018年の世界金融市場の相場予想と行うべき3つのトレード

Fed(連邦準備制度)による米国金融引き締めが続いている。今後のシナリオは、いつもの通り金融引き締めはFedが続けられる限り続けられ、そして限界に到達するというものである。

では、これを踏まえた上で投資家は2018年をどのようにトレードすれば良いのだろうか? この記事では2018年の金融市場の大まかなシナリオを予想しながら、各ステージにおいてどのような投資を行えば良いのかを検討したい。

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世界最大のヘッジファンド、新興国株やゴールドなどドル安銘柄を買い増し

レイ・ダリオ氏率いる世界最大のヘッジファンド、Bridgewaterの9月末時点でのポートフォリオの一部が公開されたので紹介したい。前回のソロス氏に引き続き、機関投資家のポートフォリオを開示するForm 13F特集である。

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11月FOMC会合を無風通過、次期議長はパウエル氏か

10月31日から11月1日まで米国の金融政策決定会合であるFOMC会合が開かれ、政策金利の維持を決定した。利上げは元々12月と考えられていたため、この結果は市場の予想通りである。

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トランプ大統領: 5人の議長候補の中から数日中に決定する

2018年にFed(連邦準備制度)のイエレン議長の任期が終了することを受け、トランプ大統領は近日中(原文:coming days)に次期議長を決定するとの見通しを示した。Reuters(原文英語)などが伝えている。これまで報じている通り、金融市場では2018年以降の金融政策をめぐり、次期議長に関する思惑が飛び交っていたが、ようやく次期議長が決まりそうである。

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ドル円がポジション開始時の水準まで回復、原油も利益確定へ

ここ2ヶ月ほど軟調だったドル円が遂に111円台を回復した。

ドル円は北朝鮮のミサイルが飛ぶ度に沈む展開が続いていたが、底は固く、110円弱の水準を大幅に割れることもなかった。

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世界最大のヘッジファンド、暴落する割安シェール企業株をナンピン買い

前回の記事ではレイ・ダリオ氏率いる世界最大のヘッジファンドBridgewaterのポートフォリオの全体像を紹介したが、今回はダリオ氏の保有する個別株を追ってゆきたい。

一つ前の3月末の開示において、ダリオ氏がアメリカのシェール企業Southwestern Energy (NYSE:SWN)に投資していたことを思い出したい。全体としては新興国への投資を増やしたダリオ氏だが、個別株はどうなっているだろうか?

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ジム・ロジャーズ氏: 金相場はまだ十分に絶望していない

ジョージ・ソロス氏とともにクォンタム・ファンドを立ち上げた著名投資家のジム・ロジャーズ氏が、Forbesによるインタビュー(原文英語)で金相場について語っている。その切り口がいかにもロジャーズ氏らしいのでここに紹介したい。

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米国マネタリーベース縮小で金価格が暴落する理由、インフレと金利の行方

アメリカの中央銀行に相当するFed(連邦準備制度)がマネタリーベース縮小を進めようとしている。連日このテーマについて報じているが、一番純粋に影響を受ける金相場についてもう一度纏めておこう。

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