「為替相場」カテゴリーアーカイブ

ロシア、西側の制裁でルーブルが上がりすぎて困り始める

2月末に始まったロシアによるウクライナ侵攻以来、ロシアの通貨ルーブルは、投資家のパニックによって一度急落した。

アメリカやEUなどがロシアに対する経済制裁を行ない、それによってロシア経済が窮地に陥ると西側の人々は考えたからである。

続きを読む ロシア、西側の制裁でルーブルが上がりすぎて困り始める

ドラッケンミラー氏: 今後6ヶ月でドル空売りへ

ジョージ・ソロス氏のSoros Fund Managementを率い、ポンド危機におけるポンド空売りで有名となったスタンレー・ドラッケンミラー氏が、Sohn Conferenceで今後のドル相場の見通しと空売りについて語っているので紹介したい。

続きを読む ドラッケンミラー氏: 今後6ヶ月でドル空売りへ

インフレに良く耐えているスイス、利上げ決定でスイスフラン急騰

FOMC会合などもあり少し遅くなったが、スイスフランに関して書いておこう。6月16日、スイスの中央銀行であるスイス国立銀行は政策決定会合で0.5%の利上げを決定し、政策金利はマイナス0.25%となった。

続きを読む インフレに良く耐えているスイス、利上げ決定でスイスフラン急騰

世界的インフレで豪ドルやカナダドルなど資源国通貨は買いか?

2020年に世界中が現金給付を行なった頃から筆者を含む投資家たちが警告してきた世界的なインフレが、ようやく一般の人々にも意識されるようになった。筆者に言わせれば今更の話なのだが、日用品の価格が高騰し、人々はようやく慌て始めている。

だが原料価格高騰で利益を受ける国もある。エネルギー資源や金属、農作物などを輸出する資源国である。

続きを読む 世界的インフレで豪ドルやカナダドルなど資源国通貨は買いか?

ロシア、金本位制の復活を検討: 紙幣からの逃避の始まり

ロシアのウラジミール・プーチン大統領の報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、プーチン氏がロシアの通貨ルーブルを金価格に対して固定することを議論していると明らかにした。いわゆる金本位制度の復活を示唆したということである。

続きを読む ロシア、金本位制の復活を検討: 紙幣からの逃避の始まり

2018年の世界同時株安でドル円が急落したタイミングを再確認する

世界的に株式市場がぐらついている。理由は当然ながらインフレ対策のためのアメリカの金融引き締めだが、株価が下がる一方でドルはまだ下がっていない。

一方、これまでも述べてきているように本格的なリスクオフになればドルも下落を免れないだろう。そこで今回は、同じく金融引き締めで株価が暴落した2018年の相場ではドル円がいつ下落に転じたのかを確認したい。

続きを読む 2018年の世界同時株安でドル円が急落したタイミングを再確認する

サマーズ氏: ロシアは対露制裁でむしろ儲かっている

アメリカの元財務長官でマクロ経済学者のラリー・サマーズ氏がBloombergのインタビューで、ウクライナ危機後のロシアについて面白いことを語っている。

続きを読む サマーズ氏: ロシアは対露制裁でむしろ儲かっている

ポズサー氏: 預金と国債の時代からゴールド保有の時代へ

クレディ・スイスの短期金利ストラテジストであるゾルタン・ポズサー氏がFinancial Repression Authorityのインタビューで2022年からの通貨革命について語っている。前にも言ったが、彼はクレディ・スイスに置いておくには勿体無い逸材である。

続きを読む ポズサー氏: 預金と国債の時代からゴールド保有の時代へ