タグ別アーカイブ: EU

マクロン仏大統領: ドイツはユーロの欠陥から利益を得ている

これでもうドイツの味方をする国はユーロ圏内にも無いのではないか。

7月13日、フランスのマクロン大統領はパリのエリゼ宮でドイツのメルケル首相と会談した。両国合同の閣僚会議で、戦闘機の共同開発の合意が行われるなど、会議は終始和やかなムードで推移したが、やや話題を呼んでいるのは会議前のマクロン大統領の発言である。

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親EUの政治活動家ジョージ・ソロス氏がEUを批判する

著名ヘッジファンドマネージャーのジョージ・ソロス氏が、6月1日にProject Syndicateに寄稿した記事(原文英語)で、EUおよびユーロ圏の問題点を指摘している。

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21世紀、英米対ドイツの戦争が再び始まりつつある

ヨーロッパ大陸を支配するドイツが海を隔てたイギリスとアメリカと対立する、そのような第二次世界大戦の構図が21世紀に再び始まりつつある。

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フランス大統領選挙結果速報: マクロン氏とルペン氏が決選投票へ

4月23日に行われたフランス大統領選挙の第一回投票では、親EUで移民推進派のマクロン氏と反EUで反移民の国民戦線ルペン氏が当選確実となり、決選投票に進む見通しとなった。フランス内務省の開票速報をロイターなどが伝えている。

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フランス大統領選挙: 反移民政党を未だに「極右」と呼ぶメディアの愚かさ

フランス大統領選挙について、選挙戦の推移や各候補者の公約などについては様々な人々が取り上げているから割愛するが、今回の記事で言いたいことは一つである。反移民、反EUを掲げる国民戦線の大統領候補ルペン氏について取り上げたメディアの報道を並べてみよう。

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トランプ政権: ドイツは「酷く安い」ユーロを利用して他のEU諸国から搾取している

トランプ大統領が貿易摩擦を解消するために創設した国家通商会議のトップであり、対中強硬派として知られるナヴァロ氏が、ユーロ圏におけるドイツの利権を批判している。Financial Times(原文英語)が伝えている。

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ドイツ、メルケル首相に続きショイブレ財務相も移民政策の誤りを認める

あまりに遅い、ということをわたしは一昨年パリで同時多発テロ事件が起こる前から言い続けている。

ドイツのショイブレ財務相が今更移民政策の失敗を認めたらしい。Welt am Sonntag(原文ドイツ語)が報じている。

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ユーロ圏がドイツの植民地だと一目で分かる各加盟国の貿易収支比較

ユーロ圏は崩壊寸前である。2010年には欧州債務危機が起こり、南欧諸国の財政は破綻の危機に瀕した。ユーロ圏の失業率はいまだ10%近い水準であり、イタリアやフランスにはユーロ圏やEUからの離脱の兆候が見られる。

しかし何故ユーロ圏はこれほどに混乱しているのか? 移民問題などの理由もあるが、経済的な混乱の原因は、一つの経済指標を調べれば非常に端的に理解できる。それはユーロ加盟国の貿易収支である。

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フランス大統領候補ル・ペン氏: EUは死んだ、変化なければフランスはEU離脱を

イギリスのEU離脱国民投票、アメリカの大統領選挙が終わり、そのどちらもが反グローバリズムの高まりを裏付ける結果に終わった。しかしまだこれで終わりではない。2017年にはフランス大統領選挙と、そして恐らくはイタリアの総選挙があるからである。

そして先ず注目すべきは4月に行われるフランスの大統領選挙である。今回の記事ではフランスの反EU政党である国民戦線の党首であり、現在世論調査で首位に立っているマリーヌ・ル・ペン氏の主張を紹介したい。

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モンテパスキ問題に見るイタリアとドイツの軋轢

イタリアで1472年に創業された世界最古の銀行であるモンテパスキ銀行に公的資金の注入が決定された。ユーロが導入されて以来、ユーロ圏経済は不安定な状態にあり、その一番の結果はヨーロッパの銀行が抱える不良債権である。

その不良債権を多く抱えたモンテパスキは以前より破綻が指摘されていたが、ついに資金繰りが上手く行かなくなったということである。

ECB(ヨーロッパ中央銀行)の試算によれば、モンテパスキ救済には88億ユーロの資金が必要となるとされ、これはイタリアのGDPのおよそ0.5%に相当する。これがどの程度の規模かと言えば、例えば2008年の金融危機におけるバンク・オブ・アメリカの救済には当時のアメリカのGDPのおよそ0.3%に相当する公的資金が使われたから、0.5%というのは一つの銀行を救う資金としてはかなりの額である。

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