アメリカの中央銀行であるFed(連邦準備制度)は米国時間10月2日から3日まで金融政策決定会合であるFOMC会合を行い、政策金利の維持とテーパリング(量的緩和縮小)を決定した。
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Fedのクラリダ副議長、去年のコロナ下落相場で株式ETFを底値買い
現役の中央銀行家のポジションをヘッジファンドのポジションと同じような論調で報じる日が来るとは思っていなかった。丁度昨年にスタンレー・ドラッケンミラー氏がハイテク株を買い増したのと似た時期である。
続きを読む Fedのクラリダ副議長、去年のコロナ下落相場で株式ETFを底値買いタカ派の連銀総裁2人が在職中の株取引問題で辞任 金融政策は緩和寄りへ
米国時間9月27日、ボストン連銀総裁のエリック・ローゼングレン氏とダラス連銀総裁のロバート・カプラン氏が辞任を表明した。ローゼングレン氏は肝臓の健康問題のためと主張しているが、両氏は在職中の株取引問題で非難されており、直接的な理由はそのためだろう。
投資家にとって重要なのは、この連銀総裁らが2人とも早期テーパリング(量的緩和縮小)を支持するタカ派であるということである。
続きを読む タカ派の連銀総裁2人が在職中の株取引問題で辞任 金融政策は緩和寄りへタカ派のセントルイス連銀総裁、今月のテーパリング発表の支持撤回か
アメリカの中央銀行であるFed(連邦準備制度)は今月21日から22日までFOMC会合を開き金融政策を決定するが、以前この会合でテーパリング(量的緩和縮小)を発表すべきだと主張していたセントルイス連銀総裁のブラード氏が、弱い雇用統計を受けて今月のテーパリング発表への支持を弱めるかのような発言をしている。
続きを読む タカ派のセントルイス連銀総裁、今月のテーパリング発表の支持撤回か連銀総裁らが次々に9月のテーパリング発表を支持 パウエル氏に反乱
いくらかサプライズ的なニュースが入ってきた。何人かのFed(連邦準備制度)の委員が、パウエル議長の主張を完全に無視して9月のテーパリング発表を支持している。
続きを読む 連銀総裁らが次々に9月のテーパリング発表を支持 パウエル氏に反乱ついにカシュカリ氏までテーパリングを支持
ついにカシュカリ氏まで、と思った読者はアメリカの中央銀行を十分にフォローしている読者かもしれない。Fed(連邦準備制度)で伝統的にハト派として知られるミネアポリス連銀総裁のニール・カシュカリ氏がテーパリング(量的緩和縮小)に賛同する意見を表明した。ReutersやBloombergなどが報じている。
続きを読む ついにカシュカリ氏までテーパリングを支持パウエル議長に反旗を翻し始めた連銀総裁たち
アメリカではインフレが始まっている。コモディティ市場では金属や穀物価格が高騰し、住宅価格の上昇が止まらず、CPI(消費者物価指数)も高止まりしている。
続きを読む パウエル議長に反旗を翻し始めた連銀総裁たち7月FOMC会合結果がとりわけタカ派ではなかった理由
アメリカの中央銀行Fed(連邦準備制度)は7月27日から28日に金融政策決定会合であるFOMC会合を開き、現行の金融政策の維持を決定した。比較的穏やかなFOMC会合だったと言えるが、それには理由がある。
続きを読む 7月FOMC会合結果がとりわけタカ派ではなかった理由パウエル議長の玉虫色の議会証言に惑わされるな
7月14日にFed(連邦準備制度)議長のジェローム・パウエル氏が議会証言を行い、実体経済や金融政策について発言した。テーパリング(量的緩和縮小)についても語ったが、どうにも要領を得ない発言が多かった。
続きを読む パウエル議長の玉虫色の議会証言に惑わされるな6月FOMC会合結果で株式市場が下落した理由
米国時間6月15日から16日にかけてアメリカの中央銀行Fed(連邦準備制度)は金融政策決定会合であるFOMC会合を開催し、政策金利の現状維持を決定した。
ここまでは当然市場の想定通りだが、アメリカで進行するインフレを受けての今後の利上げ・金融緩和縮小の見通しはどうなっただろうか。
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