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サマーズ氏: 長期停滞は財政赤字で吹き飛ぶ

アメリカの元財務長官のラリー・サマーズ氏は、先進国が長期的な低成長トレンドに陥っていると主張する長期停滞論で知られるマクロ経済学者だった。しかし今では物価高騰を警告する急先鋒として知られている。

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タカ派のセントルイス連銀総裁、今月のテーパリング発表の支持撤回か

アメリカの中央銀行であるFed(連邦準備制度)は今月21日から22日までFOMC会合を開き金融政策を決定するが、以前この会合でテーパリング(量的緩和縮小)を発表すべきだと主張していたセントルイス連銀総裁のブラード氏が、弱い雇用統計を受けて今月のテーパリング発表への支持を弱めるかのような発言をしている。

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8月米卸売物価指数のインフレは鈍化、デフレの兆し

9月10日に8月分のアメリカのPPI(卸売物価指数)が公開され、前月比年率で9.2%のインフレとなり、前回の15.1%から急減速した。言うまでもないが、インフレ減速の兆しと解釈すべき数字である。

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低調な雇用統計、テーパリング懸念後退で金利上昇となった理由

注目していた読者も多いと思うが、9月3日に米国の8月分の雇用統計が発表された。失業率は5.2%(7月は5.4%)と悪くなかったが、問題は非農業部門労働者数である。

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タカ派のクリーブランド連銀総裁、9月のテーパリング発表を否定

9月21日から22日のFOMC会合に向けてFed(連邦準備制度)の内部が慌ただしくなっている。何人もの委員がこの会合でのテーパリング(量的緩和縮小)発表を支持している一方で、それに難色を示した委員もいる。クリーブランド連銀総裁のロレッタ・メスター氏である。

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マイナード氏: 9月のテーパリング発表は起こらない

Guggenheim Partnersのスコット・マイナード氏がFed(連邦準備制度)のテーパリング(量的緩和縮小)についてTwitterでコメントしているので紹介したい。

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連銀総裁らが次々に9月のテーパリング発表を支持 パウエル氏に反乱

いくらかサプライズ的なニュースが入ってきた。何人かのFed(連邦準備制度)の委員が、パウエル議長の主張を完全に無視して9月のテーパリング発表を支持している。

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