グローバルマクロ投資入門記事である。投資におけるグローバルマクロ戦略とは、世界経済の動向を予想し、株式や為替、債券などに複数の国と市場にまたがって投資するヘッジファンドの投資戦略であり、ここでは金融市場について何も知らない投資初心者が、最終的には機関投資家と同じ視点でグローバルマクロ投資を行なってゆけるように入門記事を逐次書いてゆきたいと思っている。
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ガントラック氏: 米国利上げは何かが壊れるまで止まらない
トランプ政権を侵食するアメリカ政府のロシア嫌い
アメリカ政府の、というよりはアメリカ民主党のロシア嫌いが爆発している。
ロシア大使との対話を巡ってフリン大統領補佐官が辞任させられたのは報じたばかりだが、今度はジェフ・セッションズ司法長官も昨年ロシア大使に会っていたとしてアメリカのニュースでは大騒ぎである。
スコットランドはまたイギリスからの独立を問う国民投票を実施するのか?
2016年6月、イギリスは国民投票においてEU離脱を決定したが、それ以来スコットランド政府がイギリスからの離脱を問う国民投票をスコットランドに再び認めるようイギリス政府に迫っている。
トランプ大統領: 移民が安全に家に帰れるよう努力したい
トランプ大統領がアメリカの議会で演説(原文英語)を行った。様々なことが話されたが、その中から特に中東の混乱と移民政策について話された部分を取り上げて紹介したい。マスコミが決して報じないトランプ大統領のまともな言葉であり、それらは人々に知られるべきである。
ムニューチン財務長官が100年物国債発行に言及、米国株への影響は
トランプ相場で米国株が上がっている。インフレと経済成長を反映する長期金利の上昇は途中で止まっているが、株価の上昇は続いている。これは市場がトランプ政権の経済政策について、経済全体に広がることを疑問視しながらも企業にはプラスと考えているということである。
そしてそれは正しい。米国株の水準はやや高いが、まだ高過ぎる水準ではない。しかし、その評価を帳消しにして暴落を呼び込んでしまう可能性のある将来の要因が一つ存在する。ムニューチン財務長官が言及した超長期国債の発行である。
ガントラック氏: 長期金利はまだ下がる、米国は超長期国債発行を
これまでトランプ相場における金利の動向を見事に言い当てている著名債券投資家のジェフリー・ガントラック氏が再びアメリカの長期金利について語っている。Reuters(原文英語)が報じた。長期金利はドルと株価の見通しを決定する非常に重要な指標であり、多くの著名投資家が見通しを語っている。
世界最大のヘッジファンドがトランプ相場で買った株式銘柄
機関投資家のポジションを開示するForm 13Fを引き続き報じてゆく。今回はレイ・ダリオ氏率いる世界最大のヘッジファンド、Bridgewaterである。
ドイツ、自分で呼び寄せた30万人の移民を追放する構え
他のヨーロッパ諸国が望んでいないにもかかわらず、EUでの移民政策を強行したドイツが、今度はドイツ国内に流入した移民を追い出したいらしい。
ドラッケンミラー氏がトランプ相場で買った米国株個別銘柄
ジョージ・ソロス氏に雇われてクォンタム・ファンドを指揮し、1992年のポンド危機ではソロス氏とともにポンド空売りで莫大な利益を上げたことで知られるスタンリー・ドラッケンミラー氏が、最近のトランプ相場では師であるソロス氏を上回るパフォーマンスを見せていることが話題になっている。