「株式市場」カテゴリーアーカイブ

世界最大のヘッジファンド: 米国のゼロ金利はすべての資産価格を下落させる

世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏がLinkedInのブログで引き続き新型コロナウィルス肺炎とその経済への影響について語っている。

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日銀がETF買い入れ倍増の追加緩和、株式市場への影響は下落方向に決まっている

新型コロナウィルス肺炎で市場が急落している問題で、日本銀行は3月16日に金融政策決定会合で株式ETFの買い入れ額を倍増させ、量的緩和政策を強化することを決定した。その株式市場への影響はどうなるかと言えば、下落方向に決まっている。

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米国、緊急会合でゼロ金利まで利下げし量的緩和を正式に再開 暴落時の追加緩和が不可能に

パウエル議長はよほど焦っているようである。新型コロナウィルス肺炎を受けて株価が急落していることを受け、アメリカの中央銀行Fed(連邦準備制度)は米国時間3月15日に緊急のFOMC会合を開催しゼロ金利までの利下げと量的緩和の正式再開を決定した。あまり良い予感はしないが、至急記事を書いておく。

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ECB、新型コロナウィルスで量的緩和を拡大もドイツ株暴落

ドイツ時間3月12日、ECB(欧州中央銀行)は政策決定会合を開催し、債券を市場から買い入れる量的緩和の年末までの規模を1,200億ユーロ追加すると発表した。新型コロナウィルス肺炎がヨーロッパ中に広まっていることで景気後退が懸念されているためである。感染者が1万5,000人を超えているイタリアは国土全体を封鎖しており、スペイン、フランス、ドイツでも同じ規模の流行が懸念されている。

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原油価格暴落をめぐるロシアとサウジアラビアの戦争

新型コロナウィルス肺炎によって航空需要や陸上輸送が減少していることにより原油価格が急落している。そこでサウジアラビアを始めとするOPECはOPEC非加盟国であるロシアなどと協力して減産し、需要が減った分供給も減らすことで価格を支えようとしていたのだが、ロシアがこれを拒否したことで原油価格は更に下落した。

そしてその後の様子がロシアとサウジアラビアの泥仕合に発展している。

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新型コロナウィルスで世界同時株安はいつまで続くか 株式市場の底を予想する

中国武漢発の新型コロナウィルス肺炎がヨーロッパとアメリカにも広がり株価が暴落しているが、下がって上がる相場だということは1月から言っている通りである。しかしそろそろ株価の底値について真剣に考え始める頃合いだろう。

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米国、中央銀行による株式買い入れを検討か

新型コロナウィルス肺炎が世界中に広がるなかアメリカは既に大幅利下げを行なったが、効果が疑問視されている上にアメリカまでゼロ金利に達して弾切れになってしまう懸念まで生まれている。

そこで中央銀行は利下げ以外の手段を必死に探しているが、ボストン連銀総裁のローゼングレン氏が非常時の量的緩和について語っているので紹介したい。

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サマーズ氏: 利下げは新型肺炎相場には効かない、中央銀行は弾切れの危機に

中国武漢発の新型コロナウィルス肺炎で株式市場が急落する中、高名な経済学者でアメリカの元財務長官であるラリー・サマーズ氏がブログで状況について解説している。金融政策の効果については前回の記事で紹介したレイ・ダリオ氏の意見に近い。そして弾切れについては読者もお察しの通りわたしの意見と同じである。

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世界最大のヘッジファンド: 米国では次の数週間で感染者数が劇的に増加へ

世界最大のヘッジファンドを運用するレイ・ダリオ氏がLinkedInのブログ記事で新型コロナウィルス肺炎に関する最新の相場観を公表している。以前のものはこれである。

ダリオ氏らしいよく整理された考え方で、パニックになっている相場の中で読むのに適した考察なのでここで紹介したい。

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