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ロシア、金本位制の復活を検討: 紙幣からの逃避の始まり

ロシアのウラジミール・プーチン大統領の報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、プーチン氏がロシアの通貨ルーブルを金価格に対して固定することを議論していると明らかにした。いわゆる金本位制度の復活を示唆したということである。

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ハイテク株の決算後株安はインフレ暴落相場の始まりに過ぎない

さて、2022年第1四半期(1〜3月期)の決算が徐々に発表されているが、同期のGDP速報と同じくなかなか驚くべき数字が出てきている。

当然ながらアメリカ経済と世界の株式市場の今後を占う上で非常に重要なので、フォローしてゆきたい。

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現金給付の弾切れで急減速するアメリカ経済、2022年第1四半期GDP

2022年1-3月期のアメリカGDP統計が発表された。実質経済成長率は3.6%の成長(前年同期比、以下同じ)と前期の5.5%から急減速した。株価が不安定になるなかで、実体経済が失速する様子が数字に出ている。

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金利先物市場、5月の0.50%利上げをほぼ完全に織り込み

アメリカは物価高騰を抑制するために利上げを進めている。最終的に何処まで利上げするのかが注目されがちだが、来週にはFOMC会合がある。足元の1回1回の利上げについても注目してゆこう。

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2018年の世界同時株安でドル円が急落したタイミングを再確認する

世界的に株式市場がぐらついている。理由は当然ながらインフレ対策のためのアメリカの金融引き締めだが、株価が下がる一方でドルはまだ下がっていない。

一方、これまでも述べてきているように本格的なリスクオフになればドルも下落を免れないだろう。そこで今回は、同じく金融引き締めで株価が暴落した2018年の相場ではドル円がいつ下落に転じたのかを確認したい。

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市場は金融引き締めでインフレ低下を織り込んでいるのか?

世界的な物価高騰が止まらない。それでアメリカの中央銀行であるFed(連邦準備制度)は利上げと量的引き締めを断行するとしているが、それでインフレは収まると市場は思っているのだろうか?

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インフレで株価暴落なら金相場と暗号通貨はどうなるのか

株式市場に逆風が吹いている。原因は明らかにインフレ対策でアメリカが行なっている金融引き締め政策である。

一方、インフレとはドルの価値下落であるから、資金の逃避先になるゴールドや暗号通貨にはプラスとなるはずだが、株価下落はこれらの資産にどういう影響を及ぼすだろうか。それが今回のテーマである。

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