サマーズ氏: インフレで政策金利は2%以上まで利上げされる可能性

アメリカの元財務長官でマクロ経済学者のラリー・サマーズ氏がBloombergのインタビューでアメリカの物価高騰とFed(連邦準備制度)の利上げについて語っている。

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急速にスタグフレーションを織り込む金融市場

2022年1月から急落した株価がある程度反転して安堵している投資家も居るかもしれない。しかしそれは株式市場だけを見た場合の話であって、金融市場全体を見渡すと悲観が支配したままであることが分かる。

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世界最大のヘッジファンド: 国家が滅びゆく順序を説明する

世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏は、大英帝国やオランダ海洋帝国など歴史上の経済大国の盛衰を研究していることで有名だが、アメリカの元財務長官ハンク・ポールソン氏のPodcastでその構想を分かりやすく説明しているので報じたい。

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好調な2021年第4四半期米国GDPはインフレと経済過熱に依存している

2021年第4四半期(10月-12月)のアメリカGDP統計が発表されているのでそちらも解説しておこう。

GDP統計は数字だけ見て上がった下がったを考えてもあまり意味がない。中身を見なければアメリカ経済の実体は見えてこないのである。

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ソロス氏: 中国不動産バブル崩壊で習近平は失脚へ

Soros Fund Managementのジョージ・ソロス氏が中国の不動産バブル崩壊を喜んでいる。ソロス氏の中国バブル崩壊予想については以下の記事で取り上げている。

恒大集団のデフォルトなど、状況はこれまで確かに彼が予想した方向に進んでいるようだ。

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2022年2月、株式市場は下落相場から反発したのか?

アメリカのインフレとそれに伴う金融引き締めへの懸念で株式市場は年始から急落したが、いま株式市場は下落幅の半値を戻した。株価暴落の危機は去ったのだろうか? 今回は下落相場というものがどういうものかについて話したい。

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マイナード氏: 中央銀行は株価暴落以外に利上げの行き過ぎを知る方法がない

Guggehneim Partnersのスコット・マイナード氏がBloombergのインタビューで、面白いことにFed(連邦準備制度)のバランスシート縮小に賛成しながら利上げを批判している。

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資本主義者ドラッケンミラー氏、アメリカの金融緩和終了を歓迎

かつてジョージ・ソロス氏の下でQuantum Fundを運用していたスタンレー・ドラッケンミラー氏がCNBCのインタビューでFed(連邦準備制度)の量的緩和終了と金融引き締めの開始についてコメントしている。

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世界最大のヘッジファンド: 2022年世界同時株安の理由

世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏が2022年の株価急落の原因について語っている。それは利上げを含む金融引き締めなのだが、そもそも利上げで株価が下落するのは何故だろうか? 一度復習してみるのも悪くないだろう。

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アメリカ、2018年の株価暴落を引き起こした量的引き締めを発表

やってしまったと言うか、他にどうしようもなかったと言うか、どうだろうか。アメリカの中央銀行であるFed(連邦準備制度)は金融政策決定会合であるFOMC会合の結果を米国時間1月26日に発表し、政策金利の維持を決定した。

しかし問題は同時に発表された量的引き締めである。

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世界の金融市場における分析と実践