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サマーズ氏: グローバリゼーションがロシアや中国に攻撃されている

ソ連の崩壊時にソ連共産党書記長を務めたロシアの政治家ミハイル・ゴルバチョフ氏が亡くなったことを受け、アメリカの元財務長官で経済学者のラリー・サマーズ氏がBloombergのインタビューで西側と東側の関係、そしてグローバリゼーションについて語っている。

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ドイツの政治家、カーボンニュートラルのために風呂に入らないことを推奨

世界のニュースを追いかけている日本の人々はもはやテレビを付けて何故かお笑い芸人しか出ていない番組群を見る必要はない。何故ならば、ヨーロッパの政治ニュースは日本人の想像を超えるジョークを提供してくれるからだ。

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ミネアポリス連銀総裁: ジャクソンホールで株価が下がって嬉しい

アメリカの中央銀行であるFed(連邦準備制度)がインフレ抑制のため金融引き締めを行うなか、株式市場が荒れている。そしてBloombergによるインタビューによれば、ミネアポリス連銀総裁のカシュカリ氏はそれを喜んでいる。

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米国の量的引き締め、今月から2018年世界同時株安の時の2倍の規模に拡大

世界的なインフレ抑制のため、アメリカのFed(連邦準備制度)は現在2つの金融引き締め政策を行なっている。1つは政策金利を上昇させる利上げであり、もう1つは量的緩和で拡大したバランスシートを逆に縮小させる量的引き締めである。

そしてもう忘れている人もいるかもしれないが、9月から量的引き締めの規模が2倍になる。

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「株式の長期投資はほぼ儲かる」という幻想は金融庁の「基礎から学べる金融ガイド」から来た

さて、ここでは普段は比較的難しめの内容を扱っているが、ここのところ立て続けに投資初心者に向けた記事を書いた。

後者の方はいつもの読者向けでもあるだろうか。

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インフレで株価が暴落する理由とタイミングを予想する方法

前回の記事では、株式投資は長期的にはほぼ儲かるという主張は事実ではなく、正確にはデフレと金融緩和の時期に限れば正しいということを説明した。米国株が過去40年上がり続けているのもそれが理由である。

そして同時にそれはインフレと金融引き締めの時代においてはまったく正しくない。よって今回はインフレの時代に株式市場がどうなるかということを見てゆきたい。

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「株式投資は長期的にはほぼ儲かる」という主張が完全に間違っている理由

世界的なインフレが実体経済と株式市場を襲っている。インフレについてはここでは2020年から警告し続けていたことであり、株安についても年始から予想していたことである。

しかしはっきり言うが、まだ何も始まってさえいない。ここからが物価高騰という地獄の本番である。

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株式投資ブームに乗った時点で個人投資家の損失はほぼ確定している

金融業界で働く人々には驚きではないだろうが、筆者はいまだに「投資を始めたいのですけど」という相談を受けることがある。筆者が「いまだに」という理由は、ここの読者には分かってもらえるだろう。

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パウエル議長のジャクソンホールでの講演で株価が急落した理由

8月26日、Fed(連邦準備制度)のパウエル議長がジャクソンホール会議において講演を行ない、それを受けて米国株が急落している。株式市場にとってはサプライズだったようだが、筆者はあまり驚かなかった。まずはパウエル氏の話の内容から見てゆきたい。

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