ドラッケンミラー氏が物価高騰を予想、米国債を空売り、コモディティを爆買い

新型コロナによる現金給付などの経済政策のため、経済学者フリードリヒ・フォン・ハイエク氏の通貨崩壊・インフレ論を持ち出すまでもなく著名投資家のなかではインフレへの警戒が広がっているが、ジョージ・ソロス氏のクォンタム・ファンドを長年率いたスタンレー・ドラッケンミラー氏もその列に加わったようである。

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元ECB総裁ドラギ氏、イタリア新政権樹立要請を受諾

2011年から2019年までユーロ圏の中央銀行であるECB(欧州中央銀行)の総裁を務め、量的緩和に踏み切るなど緩和的な金融政策で市場から「スーパーマリオ」などと呼ばれた経済学者マリオ・ドラギ氏がイタリア大統領マッタレッラ氏からの組閣要請を受諾した。

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ガンドラック氏: Gamestop株が暴騰した本当の理由

ここ数日話題になっているが、アメリカの株式市場でGamestop (NYSE:GME)の株式が20ドルから500ドル近くまで暴騰し、そこから再び100ドル以下まで暴落した。この銘柄にはヘッジファンドなどが空売りを浴びせていたとされており、詳しくは後述するがこの空売りが踏み上げにあったことでヘッジファンドが大損したのである。

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世界最大のヘッジファンド: 2021年、株高は続かない

世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏がFuture Investment Initiativeにリモートで参加して2021年の相場観を述べているのでここで報じたい。

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世界最大のヘッジファンド、2020年はコロナ相場で121億ドルの損失

レイ・ダリオ氏の運用する世界最大のヘッジファンドBridgewaterの動向は定期的に報じているが、Reutersによれば2020年のパフォーマンスが出たようであり、121億ドル(日本円で1兆円以上)の大赤字となったようである。

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ハイエク: インフレ主義は非科学的迷信

前回の記事ではジョン・メイナード・ケインズと論陣を張り合った経済学者のフリードリヒ・フォン・ハイエク氏の主張が現在のコロナ禍における経済にぴったりと当てはまることを紹介した。

莫大な量的緩和と現金給付によりアメリカでは既に物価上昇が始まっているからである。

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世界の金融市場における分析と実践