予定通りと言うべきだが、先週アメリカの債券市場でついに2年物国債の金利が10年物国債の金利を上回る逆イールドが発生した。今回は長短金利逆転が株価と経済に持つ意味について解説してゆきたい。
続きを読む 長短金利逆転を予測できた理由と今後の不況と株価暴落について5倍に高騰しているヨーロッパの天然ガス価格とインフレ危機
アメリカのインフレは世界の株式市場にも影響を与えることもあり、投資家の間では広く認知されているが、実際に消費者への打撃がより深刻なのはヨーロッパにおける物価高騰だと言えるだろう。今回はそのことについて書いてみたい。
続きを読む 5倍に高騰しているヨーロッパの天然ガス価格とインフレ危機移民危機からウクライナまで: 西洋文明は自殺しようとしている
読者も知っての通りここでは経済と金融市場をテーマとした記事を書いているが、今日はより大きな枠組みで西洋文明を考えることで、アメリカやヨーロッパの経済の行く末を考えてみたい。
続きを読む 移民危機からウクライナまで: 西洋文明は自殺しようとしているポズサー氏: 預金と国債の時代からゴールド保有の時代へ
クレディ・スイスの短期金利ストラテジストであるゾルタン・ポズサー氏がFinancial Repression Authorityのインタビューで2022年からの通貨革命について語っている。前にも言ったが、彼はクレディ・スイスに置いておくには勿体無い逸材である。
続きを読む ポズサー氏: 預金と国債の時代からゴールド保有の時代へ金融引き締めはインフレ率より先に株価を退治してしまうだろう
最新のケース・シラー住宅価格指数によれば、アメリカの1月の住宅価格は前年同月比で19.2%の上昇となり、12月の18.9%から僅かに加速した。
これは当然時間差で家賃にも波及するため、アメリカの消費者がインフレに苦しむ様子が見て取れる。そしてこの時間差ということが今回の記事のテーマである。住宅価格から派生して金融引き締めが株価にどういう影響を及ぼすかについて論じたい。
続きを読む 金融引き締めはインフレ率より先に株価を退治してしまうだろうジム・ロジャーズ氏への質問: どれほど状況が悪くなれば自分のポジションを売るか
ジョージ・ソロス氏とともにクォンタム・ファンドを立ち上げたことで有名なジム・ロジャーズ氏がJohn Arc Showのインタビューで様々なテーマについて話しているが、ある質問についての答えが面白かったのでまずこれを取り上げたい。
続きを読む ジム・ロジャーズ氏への質問: どれほど状況が悪くなれば自分のポジションを売るかポズサー氏: 制裁合戦で金本位制復活、コモディティ高騰でインフレ危機へ
さて、ここではレイ・ダリオ氏やジェフリー・ガンドラック氏など世界的な専門家の中でも著者がその知見を信頼する人物の相場観だけを伝えているが、今回はその中にもう1人加えたいと思う。
クレディ・スイスで短期金利ストラテジストをやっているゾルタン・ポズサー氏である。
続きを読む ポズサー氏: 制裁合戦で金本位制復活、コモディティ高騰でインフレ危機へバイデン大統領の息子がウクライナで生物兵器研究を支援していた証拠を英デイリーメール紙がスクープ
元々怪しかったウクライナ情勢の偏向報道の理由がだんだん分かってきたというか、こんなものまで出てくるとは筆者も思ってなかったのだが、出てきてしまったものは出てきてしまったのである。
イギリスのデイリーメール紙が報じており、原文は英語だがここにある。
続きを読む バイデン大統領の息子がウクライナで生物兵器研究を支援していた証拠を英デイリーメール紙がスクープ2022年の株式市場: パーティは終わっているのにまだ踊っている人がいる
今年の株式市場は急落があったかと思えば急反発したり、忙しい値動きを続けている。しかし年始から言い続けている通り、最終的に行き着くところは決まっている。
この辺りでコロナ後に株式市場が上がり続けてきた経緯と、現在金融市場が置かれている状況を纏めておいても良いかもしれない。
続きを読む 2022年の株式市場: パーティは終わっているのにまだ踊っている人がいるアメリカの消費者はインフレで貯金を削ってものを買い漁っている
アメリカの物価高騰が止まらない。最新のインフレ率は7.9%だが、これは2月のデータなのでウクライナ危機による物価上昇分を含んでいない。
インフレの中、アメリカの消費者はどう行動しているのだろうか? それを分析するために有用な統計の1つが貯蓄率である。
続きを読む アメリカの消費者はインフレで貯金を削ってものを買い漁っている