中国経済がロックダウンと不動産バブル崩壊で空中分解、鉄鉱石と銅は急落

長らくアメリカのインフレのことばかり書いてきたが、2022年の相場の問題はアメリカ発の物価高騰だけではないということをそろそろ思い出そうではないか。つまりは中国の不動産バブル崩壊と、それによる世界経済の減速である。

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対ロシア制裁で死にゆくヨーロッパ経済と上昇するスイスフラン

ロシアのウクライナ侵攻の後、西側諸国はロシアに対する経済制裁を行なったが、ロシア経済はダメージを受けていないどころか、経済制裁で上昇したエネルギー価格のお陰でむしろ儲かっている。

だがロシアの代わりに西側の制裁で死にかけている経済圏がある。制裁を行なったヨーロッパ自身である。

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サマーズ氏: アメリカはドットコムバブル崩壊後のような長引く景気後退に

引き続き、アメリカの元財務長官で経済学者のラリー・サマーズ氏のBloombergによるインタビューである。最近、2000年のドットコムバブル崩壊を持ち出す人が増えてきたが、サマーズ氏もそれに加わったようである。

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サマーズ氏: 物価高騰は中央銀行が環境問題にかまけてインフレ抑制を怠ったせい

アメリカの元財務長官で経済学者のラリー・サマーズ氏による中央銀行批判が止まらない。それもそうだろう。インフレは完全に人災であり、それを引き起こした張本人たちは、いまだにそれを認めていないからである。

Bloombergのインタビューから、サマーズ氏がインフレについて語っている部分を紹介したい。

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サマーズ氏: 日銀はイールドカーブコントロールを止めざるを得なくなる

アメリカの元財務長官でマクロ経済学者のラリー・サマーズ氏が、Bloombergのインタビューで最近の円安について語っている。

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景気後退懸念でコモディティ急落、インフレ第1波ピークへの第一歩

アメリカのインフレ率が9%に到達する中、コモディティ市場が急落している。

物価高騰の最中、何故エネルギー資源や金属や農作物などのコモディティが下落するのかと思うかもしれないが、まずそこから説明しよう。

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ドットコムバブル崩壊は利下げ後も止まらなかった

ここ数日、スタンレー・ドラッケンミラー氏のドットコムバブルについての記事を投稿している。

そこでついでにもう1つ言及しておきたいことがある。ドットコムバブル崩壊の後、株価がいつまで回復しなかったのか、そして利下げは株価下落を止められたのかということである。

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ドラッケンミラー氏: 今の相場はドットコムバブル崩壊前に似ている

前回の記事では、ドラッケンミラー氏のSohn Conferenceにおけるインタビューから、彼がドットコムバブルにおいて一度損失を出したものの、そこから復活して爆益を上げた話をお伝えした。

だがこの話には少し余談がある。当時のバブル崩壊前の様子と現在の相場が似ているという話である。

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ドラッケンミラー氏、ドットコムバブル崩壊で大損してクォンタム・ファンドを辞める羽目になった時のことを語る

ジョージ・ソロス氏が創業したクォンタム・ファンドを運用していたことで有名なスタンレー・ドラッケンミラー氏が、彼がクォンタム・ファンドを辞めるきっかけとなった2000年のドットコムバブルでのトレードについて語っている部分を、Sohn Conferenceでのインタビューから紹介したい。

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世界の金融市場における分析と実践