Fed(連邦準備制度)による米国金融引き締めが続いている。今後のシナリオは、いつもの通り金融引き締めはFedが続けられる限り続けられ、そして限界に到達するというものである。
では、これを踏まえた上で投資家は2018年をどのようにトレードすれば良いのだろうか? この記事では2018年の金融市場の大まかなシナリオを予想しながら、各ステージにおいてどのような投資を行えば良いのかを検討したい。
Fed(連邦準備制度)による米国金融引き締めが続いている。今後のシナリオは、いつもの通り金融引き締めはFedが続けられる限り続けられ、そして限界に到達するというものである。
では、これを踏まえた上で投資家は2018年をどのようにトレードすれば良いのだろうか? この記事では2018年の金融市場の大まかなシナリオを予想しながら、各ステージにおいてどのような投資を行えば良いのかを検討したい。
レイ・ダリオ氏率いる世界最大のヘッジファンド、Bridgewaterの9月末時点でのポートフォリオの一部が公開されたので紹介したい。前回のソロス氏に引き続き、機関投資家のポートフォリオを開示するForm 13F特集である。
10月31日から11月1日まで米国の金融政策決定会合であるFOMC会合が開かれ、政策金利の維持を決定した。利上げは元々12月と考えられていたため、この結果は市場の予想通りである。
2018年にFed(連邦準備制度)のイエレン議長の任期が終了することを受け、トランプ大統領は近日中(原文:coming days)に次期議長を決定するとの見通しを示した。Reuters(原文英語)などが伝えている。これまで報じている通り、金融市場では2018年以降の金融政策をめぐり、次期議長に関する思惑が飛び交っていたが、ようやく次期議長が決まりそうである。
ジョージ・ソロス氏とともにクォンタム・ファンドを立ち上げた著名投資家のジム・ロジャーズ氏が、Forbesによるインタビュー(原文英語)で金相場について語っている。その切り口がいかにもロジャーズ氏らしいのでここに紹介したい。
アメリカの中央銀行に相当するFed(連邦準備制度)がマネタリーベース縮小を進めようとしている。連日このテーマについて報じているが、一番純粋に影響を受ける金相場についてもう一度纏めておこう。
債券投資家のビル・グロス氏が、アメリカの中央銀行に対して投資家ならば誰もが言いたいことをはっきり言っている。
2016年のアメリカ大統領選挙以来、様々なファンドマネージャーの相場観を伝えているが、金利上昇と株高のトレンドを一番早く、しかも一番正確に言い当てたのは、かつてジョージ・ソロス氏のクォンタムファンドを指揮したドラッケンミラー氏だった。
ドラッケンミラー氏はそれまで世界経済の停滞を予想してゴールドを買っていたが、トランプ氏が大統領選で勝利すると経済成長への期待が高まり、金利が上昇することで、金利の付かない金の需要が弱まると踏んで手持ちの金を売り払った。金価格はその後大幅に下落している。
DoubleLine Capitalの債券投資家ジェフリー・ガントラック氏がアメリカの長期金利高騰を懸念して、3%を超える事態となれば高利回りのジャンク債が暴落すると予想したことは伝えたが、2017年ジャンク債暴落にはもう一つのシナリオがある。
それが何かと言えば、トランプ政権による超長期債、つまり50年物国債などの発行である。個人投資家の読者には債券市場はあまり馴染みがないものと予想するが、トランプ相場を予測する上で債券の金利は非常に重要であるので、アメリカの債券について連日取り上げている。
トランプ政権への期待の高まりから、金融市場は経済成長とインフレへの期待を取り戻している。株式市場と金利はともに上昇しているが、リスクオフで買われる金相場は逆に暴落となっている。ここでも2015年12月から続けていたゴールドの買いポジションについて、選挙の直後に利益確定したことを伝えている。
しかし金価格は何処まで下がるのだろうか? 前回の記事ではアメリカのGDPとインフレ率の推移見通しを概算したが、その情報を使えば金価格の適正値についても計算出来るはずである。したがって本稿ではアメリカ長期金利に続いて金相場の見通しを占ってみよう。